09年度第2次補正予算は、国民新党の強硬な主張で当初の政府案2.7兆円から7.2兆円に膨らんだ。一方、10年度予算案については、国民新党は95兆円を要求していたが、大騒ぎはせず92兆円で決着した。下地幹郎氏(国民新)は5日の衆院予算委員会で、その舞台裏を明かした。
〈下地氏〉 (国民新党党首の)亀井静香金融・郵政担当相から電話があり「撃ち方やめ。95兆円の話はするな」と。何でですかと聞いたら、「鳩山由紀夫首相は(偽装献金問題で)秘書の起訴の問題があって、こういう時期には首相を守るのが内閣の仕事だ」と物わかりのいい発言をした。
この暴露には亀井氏も慌てた。
〈亀井氏〉 ちょっとあなた、妙なことを言ったけど、連日ガンガン、主張をやった。その結果、首相は具体的に予算に入れる措置をとってくれた。
その後、質問した棚橋泰文氏(自民)は「鳩山さんの命を守るために作った予算なのか」と批判した。
【関連ニュース】
亀井担当相:郵政非正規職員、希望者は原則正社員に 亀井郵政相:「郵政を切り刻んだ」発言を撤回 亀井静香氏:郵政「切り刻んだ」神戸・少年事件引き合いに ヤジ問題:「うるさいから、うるさい」…亀井氏引かず 参院予算委:自民党のヤジに亀井氏「うるさい」 審議中断 ・
「鬼は大阪市長」 橋下知事、豆まきで宣戦布告(産経新聞)・
立春 各地でこの冬一番の冷え込み 都心で氷点下0.4度(毎日新聞)・
来月、香港に捜査員派遣=代理処罰求める−銀座の高級時計窃盗・警視庁(時事通信)・
【偽りの果てに 連続婚活詐欺・不審死事件】(上)“名家育ち”破滅の人生 (産経新聞)・
起訴後、高級志向が加速…連続不審死・木嶋被告(読売新聞)