元厚生事務次官宅連続襲撃事件で、2人を殺害し、1人に重傷を負わせたとして殺人罪などに問われた、さいたま市北区、無職、小泉毅被告(47)の論告求刑公判が13日、さいたま地裁(伝田喜久裁判長)であった。
検察側は「達成感を得て、自己の正当性を訴え、人生に幕を下ろそうとした無差別殺人。前代未聞の凶悪事件で、およそ人間の所業と思えず、命をもって償わせる以外にない」として死刑を求刑した。2月10日の最終弁論を経て、判決は3月30日に言い渡される予定。
これまでの公判で、小泉被告は動機を「子供のころに愛犬を保健所に殺されたあだ討ち。動物の命を粗末にすれば自分に返ってくることを思い知らせようとした」と説明。起訴内容を大筋で認めたうえで「私が殺したのは人間ではなく、心の中の邪悪なマモノ」と主張し、「死刑になると思うが、無罪判決以外は上訴する」などと述べた。
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