国連気候変動枠組み条約事務局は18日、イボ・デブア事務局長が7月1日付で辞任すると発表した。京都議定書に定めのない13年以降の地球温暖化対策の国際的枠組みをめぐる交渉の厳しい局面が続くだけに、後任人事が注目される。
AP通信によると、任期は9月までだが、11月末からメキシコで開催される同条約第16回締約国会議(COP16)を控え、後任探しを急ぐために、現段階で表明した。デブア氏は、次期枠組み合意を目指した昨年12月のCOP15でまとめられた、途上国にも削減行動を求める「コペンハーゲン合意」が全会一致で採択できなかったことについて、「大変残念だ」と述べた。一方、「期待通りに進まなかったCOP15の結果と、今回辞任を決断したこととは関係がない」とし、COP15前から新しい職を探していたと話しているという。【大場あい】
【関連ニュース】
温室ガス:主要国が削減目標提出 31カ国・地域順守へ ビンラディン容疑者:批判の矛先、米国の温暖化対応に 社説:温暖化対策 25%削減の条件詰めよ 記者の目:温室効果ガス減 存在感示せない日本=大場あい COP15:批判相次ぐ 「仕切り直し」求める声 ・
放火罪の被告に無罪…大阪・西成の3人死亡火災(読売新聞)・
<訃報>中村寛一さん87歳=元百十四銀行専務(毎日新聞)・
<普天間移設>結論5月まで 外相がウェッブ氏に説明(毎日新聞)・
巨人・加治前のグラブなどを盗んだ男逮捕(読売新聞)・
<開府400年>記念展に荒俣宏さん 名古屋(毎日新聞)